結ぶ

2016年12月29日 (木)

中国結びの基礎知識・「糸」って言ってない?

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2015年12月12日 (土)

*資料制作*

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中国結びを作るときの基本的な考え方は、結ぶ作業と形を整える作業を区別して考えるところにあります。
そこが西洋マクラメ結びとの大きな違いでもあります。
西洋マクラメ結びは基本的に編み物と同様、結び終わると同時に結び目の調整もほぼ終っています。
また、西洋マクラメ結びは使用するヒモの本数も多く、この事からも中国結びと基本的な考え方の違いが見えてきます。
 
編みこんだバッグや立体動物モチーフ、かなりの本数のヒモを使いますね。
それ、中国結びという事にして教えちゃっている人が多いですが、元はと言えば西洋マクラメ結びの本から拝借したネタです。
 
以上のように西洋マクラメ結びは編み物に近い感覚でできるので、使っている脳が中国結びとはちょっと違うのです。
だから広く大衆ウケしやすく、中国結びよりとっつきやすいイメージなのです。
 
「本格的な中国結びは苦手だけど、簡単な中国結びはできる」とよく耳にしますが、本格的、本格的ではない、簡単、難しいの問題ではなく「そもそも別ジャンル」なんですよ。
ご覧のように結ぶだけではなく、調整も含めて身につける必要があるので、中国結びは西洋マクラメ結びよりも学びのボリュームが多いのです。
15年ほど前、ある西洋マクラメ結びの先生方が、中国結びを取り入れた商売展開を考えていました。ですが、結局マスターできず断念したようです。
また、花結びの師範を持っていらっしゃる方が、数人教室にいらしたことがあります。
皆さん基礎レベルで断念してしまいました。
私が見た感じだと、やはり結ぶことと、調整すること、この二段階作業をひとつながりで考えていたのが原因だったように思います。
 
ですが考え方を区別してやってみると、気持ちも変わるし、理解の早さも変わります。ちょっと試してみてください。
 
そしてこの点の区別ができないまま、教える側になってしまうと、教えやすさに重点をおいてしまい、西洋マクラメ結びを混同させて中国結びとしてしまうのです。
それは中国結びを教えているとは言えません。
実際教えているのは西洋マクラメ結びなのですから。
 
 
クリスマスツリーの季節になりました。
中国結びだと言って、ツリーやサンタを結んでいる人はいませんか?
西洋マクラメ結びの専門書や先生に習ったほうが、よりしっくり来てデザインも素敵な作品ができますよ。

餅は餅屋です。

2015年11月22日 (日)

*実用中国結び*花器

 
今月28日は、中国語の日中学院で中国結びのワークショップをします。
当日は大小さまざまな中国結びの作品も展示します。
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私が結んだ中国結びの花器に、

中国語の胡興智老師が花を生けてくださる予定です。

こちらは先日リハーサルで胡老師が生けたものです。

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胡老師は日本の草月流1級師範総務でもあります。

日本人の中国結びと、

中国人の日本いけばなのコラボレーションですね。

会場では、視覚的にも技術的にも「生の体験」を

じっくりお楽しみいただけると思います。

私もわくわくしながら準備中です

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2015年9月25日 (金)

*実用中国結び*事事如意

*実用中国結び*事事如意

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大型作品を制作している合間に、自分用の耳飾りを結んでみました。

これ、元は携帯ストラップでした。

柿部分だけ再利用、盤長結びを結んで金具につないで仕上げました。

金具、本当は金色で統一したかったのですが、手持ちになかったので銀になってしまいました。

ちょっと残念。

事事如意shi4shi4ru2yi4とは中国語で「物事が思い通りになる」という意味の言葉です。

事事の事shi4の発音が柿shi4と同じなので、柿を並べて表現します。

なので、中国結びに限らず柿が並んでいる飾り物や絵を見たとき、中華の人達は「物事が思い通りになる」というこの四文字の言葉をイメージするのです。

単なる可愛い柿じゃないんですよhappy01

 

このような表現は、柿の他にも蝙蝠や蝶、瓢箪などなどいろいろあります。

常に目に見える所に飾ったり、身につけることによって、人生が向上することを願っているのです。

大型の中国結び作品も「単なる観賞用ではない」ということなのですね。

 

盤長結(ばんちょうむすび)は「万物の根源、切れ目のない永遠に続く命を意味する結び目」です。

「切れ目のない、途切れない・・・」これも中国結びの考え方の一つです。

複数本の紐を多用して結ぶ西洋マクラメ結びと違って、中国結びは一本の紐で結ぶことにも意味を持たせているのです。

 

同じ紐結びだからと言って、混ぜて考えてはいけない理由はそこにもあります。

 

さて、そんな盤長結と事事如意の柿を組み合わせることで、二重の意味を持たせた運気を高める開運のアクセサリーができました。
 

このように、単なる紐結び手芸ではなく、民族の願いや意味がこめられた伝統工芸であるからこそ「結び」の前にわざわざ「中国」という言葉がついているんだよなぁ・・・と知っていくことはおもしろいですね。
中国結びを味わい深く、よりいっそう楽しいものにさせますよ!


麺類と同じで、各民族毎に違いが有るんですね
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そこを知った上での交流なんじゃないかと思います。

狐と鶴のスープのお話みたいに・・・。

2014年11月10日 (月)

中型額作品制作

久しぶりに中型の額作品を制作しています

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ちなみに辞書等で調べていただくと以下のように・・・
・制作→芸術作品をつくる事
・製作→物品をつくる事
という意味ですよ。

なので、作品は「制作」。参考にしてくださいねart

他にも大切な基本用語の「糸」と「紐」は別の材料ですし、
「組み紐」(糸を組んで紐を作る工芸・紐を作っている)と
「結び芸」(紐を使って結び目を作る工芸・紐を使っている)は別の工芸です。
こちらもぜひribbon
 
今年は中国語強化の為に週3(今月は発音矯正も入れて週4)で学校に通っています。
拓殖大学と日中学院の掛け持ちです。
学校の予習復習宿題+漫画仕事+中国結び教室=いっぱいいっぱいcoldsweats02
というのも・・・
 
中国結びのほうは一通り技術も身について、研究段階になれたのですが、
中国語の能力が低くてcrying非常に不便なのです。
去年は台北と苗栗で、私以外は全て台湾人!私が老師!という状況で
↑の結び方の講習会をしたのですが・・・細かいところがもどかしく。
台湾や中国の結友からメールが来ても速攻なお返事が・・・crying
海外の作品展+講演会のお誘いを受けましたが、悩んで悩んでお断りし。
言いたいことが言えないこんな世の中で、非常にポイズンな状況を何とか。
 
今、新HSKは4級で中国語検定は3級合格レベルなのです。
会話はできるが深い対話はできない、そんなレベルweep
これを6級と準1級までに持って行きたいし逝きたい!
そんな理由で毎日2時間~8時間学習に励んでいるのです。
頭の中を美輪明宏さんのヨイトマケの唄がグルグールtyphoon
 
本当は留学したいのですが、中国結びを習いに台湾に通っていた時と同様、
仕事と両立しながら全ての費用を自分で工面するのは、今は難しくて。
想像の翼だけ留学していますgawk
とりあえず一年以上この状況が続いているので、
明るい未来を信じて引き続き、やめないで行きますbud
 
もっと台湾や中国の専門家さんと深く熱く交流がしたいのですhappy01
 
拓殖大学の授業は来年2月に終るので、
来年は日中学院だけにして、作品をもりもり制作するぞ~な気持ちなのですが、
来年の1月からの作品展に向けて、いくつか新しい作品も制作せねば・・・
で、ノロノロ結び始めました。
メインは去年ずっと研究していた結び方を使って、結んでいます。
結び自体はそんなに複雑ではないのですが、調整にコツが必要で、うまくいくと綺麗です(当社比)。
完成したらアップしたいとおもひます。
 
余談ですが、
先生になっても生徒になる時間を持つのはいいですね。
先生だけでいると見失いがちになる事に、気がつくチャンスがあるように思います。
幸い拓殖大学も日中学院もよき先生に指導していただけて、
安心して緊張できる(これって大事!)環境にいます。環境はバッチリ!
後はね~、私次第なのよね~crying

2012年8月14日 (火)

自給率

作品のためのパーツ自給率がどんどん高くなってきちゃいましたcoldsweats01
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こんな感じで・・・
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どんどんと・・・
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紐はこれを使うぞ~・・・な感じでhairsalon
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立体とか・・・
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結んでみたりして・・・
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下から見上げた様子を計算してデザインしましたupwardright
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黄色いほうは平面で
紅色のほうは立体で
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ついでに漫画のキャラも自給してみたりしてcoldsweats01
もうちょっと改良したら量産してみたいなぁと
思っています













2012年4月 7日 (土)

緩急自在

「~すぎる」という言葉、いろいろな場面でよく耳にしますが、
この「すぎる」が出てくる元は、
結局それをはかる現時点の自分と対象との高低差(深さ)によるのだろうなぁと
思ったり、感じたりします。
がっかりな「~すぎる」も、
嬉しいびっくりな「~すぎる」も、
対象に対する放棄・否定感情の「~すぎる」も、
素直に感動の「~すぎる」も、
目指したい希望の「~すぎる」も、
結局は自分の「器」に拠るところ。
自分が「当たり前」だと思っている(思いたい)事も、
そうではない事がままあるわけで・・・。
この「当たり前」だと(自分では)思っているのがカギを握っていたりして。
 
たとえば、うっかり自分を連れて行ってしまった
自分の器の容量を「はるかに超えた」場所で、
相手をよく見ず、言葉も選ばないまま「~すぎる」と口に出してしまうと、
結果として自分にとって非常につまらない方向へと流れがいってしまうような感じです。
要するに自分で自分を陥れちゃうような事に、
知らないうちになってしまうかもしれないし、
自分にも他人にもよい流れにはならないような、そんな「~すぎる」。
 
自分の器からちょっとだけ無理をして、達成感を得ると力がつくそうです。
この「ちょっとだけ」が肝心。
ちょっとだけの積み重ねでどんどんと・・・。
サボってもちょっとだけが積み重なってどんどんと・・・。
 
そんなふうにして自分の「器」を大きくしていけたら、段階は進んでも「楽しく無理が出来る」わけですが、
さぼったまま段階を進めると、「身の程」との差は開くばかりです。
無理して居座れば、それはもうとんでもない事になりかねません・・・。
自分も他人も幸せにはなれない「場」が生まれてしまうかもしれません。
 
現時点の自分と対象との差(深さ)、いつも素直な気持ちで意識したいものです。
 
先日完成したこの作品名は「緩急自在」
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物事を自由自在に操ること。
その場その場に応じて自由自在に調節すること。
不自由な中にある本当の自由。
「合わせる事ができる」からこその自由。
という意味があります。
う~ん。
脱線せず実践したいです。

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